2017年2月22日水曜日

ルーフィング(下葺材)

屋根には、瓦をはじめ様々な屋根材が使用されています。

屋根材だけでは雨水を100%防ぐことは不可能です。

一次防水の屋根材とセットで、二次防水のルーフィング(防水シート)は、施工後見えませんが、役割は非常に重要です。

ルーフィングには、アスファルトルーフィング、改質ルーフィング(通称ゴムアス)、高分子系ルーフィングなどがあり、現在、瓦の場合は改質アスファルトルーフィングが一般的に多く使用されています。

【改質アスファルトルーフィング】

アスファルトルーフィングは、防水性能はもちろんありますが、高温で柔らかくなりすぎたり、低温で割れてしまいやすいといった弱点があります。
改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)は、ポリマー等を添加し機能を向上させ、広い温度範囲で優れて、弾性を持ち、釘穴などに対するシール性(止水性)などが優れている特長があります。

【遮熱性ルーフィング】

表面にアルミなどを付けることにより、輻射熱を反射し、野地の温度上昇を抑える機能があります。


【粘着層付ルーフィング】

通常のルーフィングはタッカー(ホッチキスみたいなもの)で留め付けしますが、これは名前のごとく裏面に粘着層があるので、タッカーを使用せず貼り付けるものです。
緩い勾配屋根や、化粧スレートの上に板金などの屋根材を葺く(カバー工法)などの改修工事などで使用されます。

一口にルーフィングといっても様々なタイプ、価格帯があります。

屋根材は勿論の事、大事な屋根を雨水から守ってくれるルーフィング。

新築・改修の際、ちょっとこだわってみてはいかがですか?

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